本番行為のあるソープランドで働いている女性の方なら避妊の為にピルを飲むことは多いと思います。 ただ、本番行為のないヘルスなどではピルは必要ないと思っている女性の方もいるかもしれません。 しかし、ピルには避妊効果以外にもメリットがあるんですよ。
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ピルの基本知識
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ピルとは
ピルは、正式には「経口避妊薬」と言います。
主な成分は、妊娠に関わる2つの女性ホルモン「卵胞ホルモン(エストロゲン)」「黄体ホルモン(プロゲステロン)」で、これによって排卵、精子の子宮内侵入、受精卵の着床を抑制します。
正しく服用すると
妊娠の確率は0.3%になります。
避妊以外にも、生理周期の安定、生理痛の軽減、経血量の減少、子宮内膜症の治療などに使われています。
また子宮内膜症、子宮体癌(がん)、卵巣癌の予防効果も期待されています。
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ピルの入手方法
ピルは婦人科や産婦人科などの病院で処方してもらう必要があります。
風俗関係者であることを言う必要はなく、「妊娠を防ぎたい」「生理痛を軽くしたい」などの理由を言えば大丈夫です。 ピルは保険適用外で、費用は1ヶ月で2,000円~4,000円程になります。
初めての場合は、体に異常がないか、飲んでも問題ないかの検査してもらうことをお勧めします。
また、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの割合や量などでいくつか種類もありますので、実際に試してみて体に合う物を選ぶといいでしょう。
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ピルの使用方法
ピルは、生理開始日から21日間連続で毎日決まった時間に1錠ずつ飲んで、7日間は飲みません。
その飲んでいない間に生理が来るのが一般的です。
飲み忘れると避妊効果が低くなってしまうので、飲み忘れ防止の為にあえて28錠入りにして、21錠はピル、残り7錠は偽薬(成分はブドウ糖、乳糖など)になっていることもあります。
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メリット
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避妊効果
ソープランドでの本番行為はもちろん、ヘルスでも素股で妊娠してしまう可能性があります。
お客さんが女の子の膣口近くで射精して精子が中に入ってしまうというようなことも考えられるからです。 そんな万が一の為にピルを飲んでおくと安心です。
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生理周期の安定
ピルを飲んでいる21日間は生理が来ませんので生理周期が安定します。
生理周期が安定すれば出勤が予定通りになりますし、勤務中に急な生理が来ることもありません。
出勤が安定すれば、お給料も安定します。
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PMS(月経前症候群)・生理痛の緩和
生理前にホルモンバランスが乱れることでPMSになると、精神的に不安定になったり、肌が荒れたり、体調が崩れたりします。
また、生理中に生理痛が重かったり、経血量が多かったりするとつらいですよね。
ピルを飲むとホルモンバランスの乱れも抑えられて
PMSの症状も軽くなりますし、生理痛や経血量が減少し、貧血の予防にもなります。
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ニキビ予防
ニキビができるのは、生理前にホルモンバランスが乱れることも一因になっています。
ピルを飲むとホルモンバランスが安定してニキビ予防になります。 これは意外なメリットですよね。
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デメリット
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副作用
ピルを飲み始めて初期の頃は、ホルモンバランスの変化で、頭痛、吐き気、不正出血などの副作用が出ることも1~2割の確率でありますが、飲み続けていると症状が治まることがほとんどです。
症状が続く場合は、ピルの種類を変えると治まることもあるので、お医者さんに相談しましょう。
ちなみにピルを飲むと太ると聞いたことがある人もいるかもしれませんが、それは過去の話です。
以前は、月経困難症などの治療用の中用量ピルが避妊用にも使用されていた為、ホルモンバランスが乱れて太ってしまうということもあったようです。
しかし、1999年に中用量ピルの約1/10のホルモン量の避妊用低用量ピルが認可され使用できるようになった為、副作用が軽減し太ってしまうということもなくなっています。
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血栓症のリスク上昇
血栓症とは、血管内に血の固まりができて心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす症状です。
ピルを飲むと、非常に少ない確率ですが、体質によっては血栓症のリスクが上昇するということもあるようです。
特に喫煙者は血栓症のリスクが高まる為、ピルの使用は禁止されています。
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まとめ
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このようにピルを飲むと、副作用や血栓症のリスク上昇などのデメリットはありますが、ごくわずかな確率です。
避妊効果だけでなく、生理周期の安定、PMS・生理痛の緩和、ニキビ予防などのメリットがあります。
1ヶ月2,000~4,000円程度の費用で大きな安心感が得られます。
なので、今まで何となく副作用などが心配で敬遠していたという風俗嬢の方は使用を検討してみてもいいと思いますよ。